地球に笑顔があふれますように!

スタディツアー

「スタディーツアーに参加して」

土庄高校3年 笠井世布

カンボジアに行って、いろいろな風景を見た。空港から出てすぐの町は、道路の両端にお店が建ち並んでいて、たくさんの露店がでていた。移動中のバスからは、一面に広がる田んぼや、河で遊ぶ子供たち。アンコールワット周辺のとても綺麗に整備された街。私が見てきたことはカンボジアのほんの一部だろう。幼い子供たちが売り子やウエイターとして働く一方、ショッピングモールやファーストフード店がたち、町中にゴミが捨てられている。これが、「格差」なのだと考えさせられた。その根底の最も大きな問題として「貧困」があるのだろう。情報として知っていたはずなのに、現実との差に驚くことばかりだった。
しかし、生活自体が不幸というわけではない。たくさんの場所で笑顔をみて、カンボジアの人々のゆとりある生活とやさしさを感じた。そのことを最も強く実感できたのが、センソックでのホームステイだ。 2日間のホームステイで、いろいろな経験をすることが出来た。リナの家は、バイクタクシーをしている父・マリノールのスタッフをしている母・妹・弟の5人家族で、私のステイ中、常に家族の誰かが一緒にいてくれた。とても楽しかったし、安心することができた。これは凄いことで、日本の私の生活ではありえない。リナの家でご飯をたべていると、いつの間にか近所の人や友達が集まり、大勢で食べ終わるという事はよくあったし、食事の準備をしていると、誰かが食材やフルーツを持って訪ねてくる。このような生活の中で、リナはいつも家事を手伝い、兄弟の世話をする。姉だからしているわけでなく、家族の一員として当たり前に行動しているという印象を受けた。
ホームステイでの生活は極端にいうと、日の出と共に起き、日が沈むと寝るという感じで、時間に追われることなく、とても健康的で、日本と同じ24時間だとは思えないくらい充実したものだった。リナの家族やカンボジアの人たち、お世話になったすべての人に本当に感謝したい。
今回のスタディーツアーに参加して、カンボジアで一緒に行動した、大学生・高校生・韓国のメンバーを始め、すべての施設でお世話になった方、本当にたくさんの人に出会うことができた。その中で、様々な意見を聞き、いろいろな物の見方・考え方がある事を知った。そこから、ありきたりな言い方だけれども、自分の視野が広がったと実感している。
今回感じたこと・考えたことはとても多くて、単純に良い悪いでは判断できず、結論は出ていない。けれど、リナの「もっと勉強して、通訳になりたい。」という目標やカンボジアのみんなの夢を支援する、一部になれればいいなと思った。まずは最初にこの体験を伝え、たくさんの人に知ってもらいたい。

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